ドアスイングとは?

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野球のバッティングにおける

ドアスイングとは?
 

ドアスイングとは、

野球をした際に両方の腕が

まっすぐ伸びた状態で、

バットスイングすることを言います。

 

肘が伸びるので身体ではなく

グリップが支点になるため、

バットのヘッドが遠回りして大振りになる、

 

というのがドアスイングの特徴で、

特に野球を始めたばかりの人や

少年野球をやっている子供に多く見られます。

 

野球のバッティング時に腕の力だけで

バットを振ろうとした場合に

ドアスイングになりやすく、

 

ドアスイングになるとバットの芯に当たらないケースが増え、安定したバッティングが

できなくなります。

 

ドアスイングが

野球のバッティングにもたらす影響とは?

 

ドアスイングは肘を曲げずに

腕を伸ばした状態のスイングになるため、

バットのヘッドが

遠回りして大振りになるのが特徴です。

 

大振りになるということは、

ボールをしっかりとミートするのが

難しくなり、

 

結果としてバットの芯に当たらないケースが

増える、という悪循環になります。

 

それ以外にもドアスイングは、

野球のバッティングにさまざまな悪い影響を

与えるため、少年野球をやっている場合など、

 

バッティングフォームが

固まってしまう前にトレーニングを行い

改善しておく必要があります。

 

ここでは、野球

のバッティング時になぜドアスイングが良くないのか、具体的に解説していきます。

 

ドアスイングの影響

①脇が開いたスイングになる

 

野球のバッティング時に肘を曲げずに

腕を伸ばすドアスイングになると、

脇が開いた状態で

バットスイングすることになります。

 

脇が開くということは、インコースのボールに対応するのが難しくなるため、バットに当たらない確率が高くなり、当たってもボールに詰まやすくなります。

 

また、バットが下から出るアッパースイングの原因にもなってしまいます。

 

脇を閉めた状態でバットスイングすることは、野球のバッティングにおいて基本になるため、その基本ができていないバッティングフォームになってしまうのです。

 

ドアスイングの影響

②腰の回転を活かした

スイングができない

 

体重移動がしっかり行えていない

バッティングになっている場合も、

ドアスイングが原因の可能性があります。

 

体重移動がしっかり

行えていないということは、軸足に体重を

乗せてタメを作れていないため、

 

バッティングに重要な下半身を

うまく使い腰の回転を活かした

スイングができず、軸もぶれやすくなり

バットに力が伝わらなくなります。

 

 

このため、コマのようにただ身体を

回しているだけのバッティングになり、

力強いスイングができずボールに

力負けしてしまいます。

 

ドアスイングの影響③

スイングスピードが上がらない

 

ドアスイングは肘を曲げずに腕を伸ばした

状態でバットスイングするため、バットの

グリップが支点になりバットのヘッドが

先に出てしまいます。

 

バットのグリップが支点になるということは、バットのヘッドが遅れて出てくる、バットの

しなりを利用したスイングができないため、

スイングスピードが上がりません。

 

また、バットのヘッドが先に出ることで、

インパクト時のバットの角度が、

ボールを引っ張る方向に向いてしまうため、

野球をした際に逆方向へ流すバッティングを

するのが難しくなります。

 

ドアスイングの影響④

ボールを押し込む

スイングができない

 

野球のバッティングは、脇を閉めた状態で

ボールをとらえ、インパクトの瞬間に

後ろの手の腕を伸ばし、ボールを

押し込むようにバットスイングすることで、

 

ボールに力が伝わり力強い打球となって

飛距離も伸びますが、ドアスイングは

最初から肘を曲げずに腕を伸ばしているため、このボールを押し込む動作ができません。

 

また、ボールを押し込む

バットスイングができないということは、

手首が早く返りやすいため、フォロースルーが小さくなる原因にもなってしまいます。

 

ドアスイングの影響⑤

変化球の見極めが難しくなる

 

ドアスイングはバットのヘッドが遠回りする

スイング軌道のため、

理想的なバットスイングよりも無駄な

動きがあるので、ボールをとらえるまで

時間が必要です。

 

ボールをとらえるまでの時間が

遅くなるということは、

始動を早くしなければならず、

ボールを長く見ることができないため、

変化球の見極めが難しくなります。

 

変化球と同様にストライク、

ボールの見極めも早く判断する必要が

あるため、ボールをしっかりとミート

できる確率も下がり、バットの芯に

当たらないケースが増えてしまいます。

 

野球のバッティング時に

ドアスイングになる原因とは?

 

ドアスイングになってしまうと、

野球のバッティングにおいてメリットが

ないため改善した方がよい、ということが

改めてお分かり頂けたでしょうか。

 

しかし、ドアスイングの直し方の前に、

まずはドアスイングになっている原因がどこにあるのかを把握しなければ、トレーニングを行い矯正することができません。

 

ドアスイングになってしまう人は、

バッティングフォームの一連の流れの中に

問題があります。

 

では、野球をした際にドアスイングになってしまう原因を、

具体的に見ていくことにしましょう。

 

背中の方にテイクバックする

バッティングフォーム

になっている?

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野球をした際に、背中の方にテイクバックするバッティングフォームになっていると、

バットスイングを開始するトップの位置が

後ろになるため、バットのヘッドが

遠回りしてしまい、

ドアスイングの原因になります。

 

また、

 

背中の方にテイクバックするということは、

前の肩が内側に入りボールも

見にくくなるため、ボールの見極めも

難しくなりバットにボールが当たらない

ケースも増えてしまいます。

 

背中の方にテイクバックしないよう、

キャッチャー側にテイクバックする感覚を持つと、そのまま後ろへテイクバックできるように矯正することができます。

 

身体が早く開く

バッティングフォーム

になっている?

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身体が早く開くとは、ステップした後の

バットスイング時に、上半身が早く

ピッチャーの方を向いてしまうことで、

 

この状態になると同時に

脇も開きやすくなるため、肘を曲げずに腕を伸ばすドアスイングの原因になってしまいます。

 

また、身体の開きが早くなるということは、

上半身と下半身のバランスが崩れるため、

うまくバットに力を

伝えることができなくなります。

 

野球をした際に、前の肩が開かないように

意識して、ステップしたつま先を

ピッチャーに向けないようにすることで

矯正できます。

 

身体が前に突っ込んだ

状態でスイングしている?

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身体が前に突っ込むとは、

体重移動を行う際にステップした足に全て

体重を乗せてしまう状態のことで、

 

身体とトップの位置が離れてしまうため、

バットのヘッドが遠回りするドアスイングの

原因になります。

 

また、

身体とトップの位置が

離れることで、肘を曲げずに腕が伸びた

状態でスイングしてしまう

確率も高くなってしまいます。

 

野球で身体が前に突っ込むということは、

軸がぶれやすくなり同時に目線もぶれるため、バットの芯にボールが

当たらないケースが増えてしまいます。

 

ステップする際に軸足の方に意識を

持つことで、身体が前に突っ込む

バッティングを矯正することが可能です。

バットのヘッドが

下がった状態で

スイングしている?
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野球をした際に、バットのヘッドが下がった

状態でスイングしている場合も、

ドアスイングの原因になります。

 

バットのヘッドが下がるとは、

スイングに移行する際に手首が寝てしまい、

バットの角度が地面と平行に近くなる

状態のことで、スイング軌道が最短距離

にならずにバットのヘッドが

遠回りしてしまいます。

 

また、バットが重すぎる場合やトップバランスのバットを使用している場合も、

しっかりと振ることができないため、

バットのヘッドが

下がりやすくなってしまいます。

 

あなたの原因はどこに

ありますか⁇